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[生き方図鑑9]作業療法士を突き詰めた結果、農業へ辿り着いた女性

公開日: : 最終更新日:2014/12/11 生き方

今回は徳島市内でつながり農園という場所を営むトッシーさん。

トッシーさんの畑はいるだけで不思議と落ちつくんです。本当に畑を好きな人が、愛情を込めて耕しているんだろうなあと感じます。

実はトッシーさん、青年海外協力隊から大学院(農業系ではない)で学び、そして農業へ、という一見つながりのない不思議な経歴を持っています。どうしてそういう風に繋がったのか、聞いてみると全てを繋ぐ軸があって、それが「作業療法」だったんです。

どうして作業療法が農業になったのか、これからどうなっていくのか。
ぜひご覧下さい♪

とっしーさんつながり農園畑

スポーツが好きで理学療法士を目指す

もともとスポーツが好きだったトッシーさん。大学に進学する際には何か手に職をつけたいと考えていました。そんな時に理学療法士という仕事があり、スポーツの分野で活躍している事を知り、興味を持ったそうです。
ところが大学を受験したもののセンター試験の成績が少しだけ足りず、作業療法士だったら受験できるという事で、そちらにすすむ事にしたんだそう。
でも内容を知るにつれ、結果的には作業療法士で良かった、と思ったそうです。

※理学療法士・・・ケガしたり骨折などした後、座ったり立ったりなどの基本動作が出来るように、身体の基本的な機能回復をサポートする仕事。スポーツリハビリなんていう分野もあるんだそうです。

※作業療法士・・・食事や入浴をする、仕事をする、趣味をするなど日常生活を送る上で必要な機能回復を支援したり、場合によっては患者さんが生き生きと活動できるようにこころの面でのサポートをするお仕事。

就職、そして30歳手前でこのままで良いのか悩み、飛び出す。

作業療法士として病院に就職。そして、新しい部署の立ち上げを行い、気付いたら全部で17人の部署になっていたんだとか。
ですが、30歳手前にして、このままで良いのか悩んだんだそうです。

そんなとき、普段は運動がてら片道10キロの道を走って通勤していたんですが(!)、たまたま雨の日に帰りに電車に乗ったところ、そこに「青年海外協力隊募集」のポスターが。

当時大学で同期だった方が青年海外協力隊に参加しているよーとメールをもらっていて、なんとなく気になっていた、青年海外協力隊。

ポスターには説明会がその日の晩だと書かれていて、即電車を降り、説明会に向かったんだそうです。
トッシーさん曰く、ポスターはずっとあったと思うんですが、それまでは気付かなくて。多分目に入ったその時が、タイミングだったんでしょうね。とのこと。

(同じようなセリフ、別の人物図鑑でも聞いたような・・・。
流れにのって生きる人は、そうやってタイミングをひゅっと自然に掴むんでしょうね。)

青年海外協力隊でチュニジアへ

導かれるように説明会に参加したトッシーさん。
以前にベトナムで枯れ葉剤を巻かれた後の人たちを助けるボランティアにいって、活動に限界を感じた事なども思い出し、改めて海外で何か活動したい、と参加を決意。
チュニジアに派遣され、作業療法士のスキルについて指導したんだそうです。

今まで経験し、学んだ事をまとめたくて、大学院へ

任期の2年間を終え、日本に戻ったトッシーさん。
青年海外協力隊に行く事で世間の見え方ががらっと変わり、どこで何でもできる、というまるで王様のような気分になったんだそう(笑)
そしてこれからどこで何をしようか考えたそうです。その結果、大学院にいって、今までの経験をまとめたいと思って、院の試験をうけ、見事合格します。

大学院に行く前に半年間ブランクがあるのですが、その間に青年海外協力隊の宣伝に日本各地を回ったりもしたんだとか。その時に今の旦那さんである、同じく青年海外協力隊OBの誉さんとも出会ったんだそうです。

作業療法士について深めていった結果、農業へ行き着く

2年間大学院で学びながら、次は何しようかと考えていたトッシーさん。
行き着いた結論は「農業をしよう」だったとか。
それは、作業療法士はもう辞めて別の事をしようと思っての選択ではなく、
むしろ作業療法士という仕事を突き詰めて行った結果、「農業だ」と思ったんだそうなんです。

病院では様々な制約からリハビリの内容にどうしても限界が出てしまうんだそうです。
例えばお箸で豆をつまむ練習というのがあるのですが、農業で生計を立てている人にそれが必要なんだろうか。輪投げをうまくいれる練習が、料理をする人に必要なのだろうか。
もっと、実際に使うスキルに即した練習が出来た方がいいんじゃないだろうか。

そう考えると「やりたい事をする、出来るようになる」ということが作業療法士の役割なんじゃないだろうか。じゃあまずは、自分がやりたい事をしよう、それはなんだろう、と考えたとき、
「農業だ」と思ったんだそうです。

ちなみに教授に進路を報告しに行くとき、「農業するっていったらさすがに何か言われるるだろうな」と思ったそうですが、意外や意外「いいじゃないか!」って大絶賛だったんだそうです。

旦那とじゃんけんで住む場所と名字を決める。

大学院にいた頃、誉さんと結婚されたそう。
誉さんは徳島で、トッシーさんは岡山在住だったそうなんですが、お互い特に住む場所にこだわりがなかったので、じゃんけんでどっちに住むか決めたんだとか。ちなみに名字もどちらにするかジャンケンで決めたというから面白いですね(ちなみに旦那さんの方の姓になったそうです)。

余談ですが結婚する前に、トッシーさんは誉さんに3つの質問をしたんだとか。1つは「好きで仕事を選んだか」2つ目は「仕事に満足しているか」。3つ目は、忘れたんだそう(笑)

(給与の額とか将来性とかじゃないのがいいですね(笑))

現在、そして今後の夢

作業療法士と言うのは、「その人がやりたいことを出来るようになる支援をする」職業。
と言う事は、例えば家族間とか、子どもにたいしても必要だし、世の中全てが作業療法の対象になると考えているそう。
それもあって、将来的には、みんながやりたい事ができる村のようなものが出来たら良いなあと、更に夢を膨らませていらっしゃいます。

つながりはたけ


 

わらちゃんの感想

理学療法士、作業療法士というのは私にはなじみのない職業ですが、病院内では点数その他の関係で本当に理想のリハビリが出来ないと言うのは、関係者から何度か聞いた事がありました。

そう言えば理学療法士で病院で限界を感じ、理想のリハビリが出来るように病院の点数制度から離れたリハビリセンター(自費なので料金は高くなる)に修行にいった知人を思い出しました。

トッシーさんはそれとはまた違ったやり方で、自身が感じた「疑問」を解決し、理想のやり方に向かう方法を見つけようとしていらっしゃるんだと感じました。

私も、「働く・生きる」と言う事に対して感じている世間的な常識への「疑問」「違和感」を大切にしてその為の情報を発信していきたいと考えていることもあり、とても共感を覚えました。

やりたい事ができる村構想、本当に楽しみです。

詳細データ

種族:トッシーさん
生息方法:農業
年代:30代後半

生息場所:徳島
好きな食べ物:??
趣味/特技:??

リンク

つながり農園(フェイスブックページ)

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  • 作者(とまと)です

    「わらちゃん」です。
    元々、関西出身で大阪でバリバリ働いていたんですが、そのころから生き方とか色々考えた結果、ナリワイで生きる、好きな場所で生きる、ということがいいんじゃないかと思うようになりました。
    現在は徳島の山奥にある宿に棲み着きながら面白いお話を収集しています。
    またお宿に棲み着きのインタビュアーとして面白い人生の事例を集める「人物図鑑」特集も実施しています。

    詳しいプロフィールは自己紹介ページで


  • ikikatamini2

    流れのままに生きていると、どこに辿り着くのだろう。
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