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ノーベル賞受賞者(自然科学系)に京都大学出身者が多い理由(2)

公開日: : 未分類

文章を始めから読みたい方はノーベル賞受賞者(自然科学系)に京都大学出身者が多い理由 (1)をご覧下さい。

さて、なぜ自然科学系のノーベル賞受賞者に京都大学出身者が多いのか
その理由はおおきく3つなのではないかと思います。

 

1)なるべく規制しない

上記のように、学生が自由すぎる行動をしても、ほとんど黙認するという学風を持つ大らかな京都大学ですが、時に大学側として困ったなあという事もあるようです。
それでも規制しないし、対応が優しいんですよね。
例えば、折田先生像のエピソード。話せば長くなるのですが、
これはもともと銅像が設置されていたのですが、派手な落書き、いたずらが相次いだため、以下のような立て看板が設置されたといいます。

「折田彦市先生は、第三高等学校の校長として京大の創設に尽力し、京大に自由の学風を築くために多大な功績を残した人です。 どうかこの像を汚さないで下さい。総合人間学部」

対処するにしても、
なんとなく、書き方が優しい・・・。

ところが、それでも落書きがやまなかったため最終的には
折田先生は1997年に撤去され、しまわれることとなったんです。

で、そのあとどうなったかというと、
折田先生像と書かれたはりぼてでつくられた像が毎年春になると
出現するという事態になったんです。それも、毎年折田先生が
仮装していると言う想定で立てられます。

ナウシカ、ゴルゴ、スッパマン(あられちゃん)、
永沢君(ちびまるこちゃん)などなど

で、それが続いて7年目位たったとき、ついに京大側がHPを通じて
公式声明を発表し、「大学の風物詩の一つ」として事実上黙認するということになったということです。

折田先生って銅像になる位ですから
大学にとっても結構重要人物だと思うのですが、
それを黙認してしまうあたり、京大の懐の深さを感じませんか。

(折田先生についてはHPでも検索するとたくさん情報や写真が出てくるので
見てみると面白いと思います。)

また、ある意味何でもOK的な所があり、時にブラックユーモアも黙認されています。
比較的最近の出来事で印象的だったのは、
数年前に大学受験で「受験生がヤフー知恵袋に投稿して答えをきく」という
カンニング事件があったかと思いますが、その後京大正門前で受験時に
貼られていた垂れ幕が、

「精鋭達、知恵袋にて待機中」

というもの。それを黙認して放置する大学側も含め、自由すぎます。

2)枠がない(よくも悪くも自由)

京都大学は高学歴のわりに、単位をとるのがすごく楽だと言われています。
(理系の一部の学部は違うようですが)
授業においても出席をとらない授業も多いですし。
それに比べて東京大学は、理系1~3類という大まかな枠で受験生を受け入れた後、2年生次に進路振り分け(希望と成績に応じて、専門を振りわける)
がありますから、希望の専門に進もうと思うと、特にそこが人気があったりすると、成績を良くする為に、必死で勉強しないといけないようです。
つまり、枠にはまった授業を必死でしなければならない東大生と
比較的自由にできる時間が多い、京大生
という対比がみてとれます。

また、「どうやったらさらに面白いだろう、みんなに受けるだろう」
という発想を広げていく京大生。
ですから、時にスパイダーマンが授業を受けていたり、
クジャク同好会という不思議なサークルができてみたり、
パズルのビラを配り続ける「ビラがパズルの人」と言う人が現れてみたり、
つねに、話題には事欠きません。

3)時間的に余裕がある

上記の、単位に関する事情に加え、
京大は留年率が非常に高く、ざっくり3割位は留年しています。
私がいたころも、私の学部の進路はざっくりこんな感じでした。
1/3 卒業して就職
1/3 院進学
1/3 留年
(私もちなみに最後の1/3でしたw)
そのため、留年というものに抵抗があまりない学生が多く、
その分も時間的余裕があると思われます。

ノーベル賞に京大出身者が多い理由まとめ

私も社会に出てみて思うのですが、
やはり、
・これはダメ、あれはダメ、という雰囲気
・決まりきった事以外をやる風土がない
・時間的に余裕がない

こういう所では、新しい発想や企画は生まれづらいなあと感じます。

逆に以下のようなところは、新しいアイデアが生まれやすいと感じます。
・ルールが少ない
・新しい発想を求められ、賞賛される雰囲気がある
・時間的に余裕がある

Google社なんかだと、仕事時間の20%は自分がやりたいことを出来るという
制度をもうけてますよね。

京都大学にはそういう環境が用意されているため、
自然科学系のあっと驚く大発見が生まれやすいんじゃないかなあと
思いました。

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